ベインキャピタル、セブン&アイ・ホールディングス傘下のSST事業の譲受けを合意
Bain Capital Private Equity, LP(そのグループを含み、以下「ベインキャピタル」)は、本日、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下「セブン&アイHD」)との間で、ヨーク・ホールディングス(以下「ヨークHD」)の本社機能および子会社管理機能ならびにその傘下の食品スーパーマーケット事業および専門店等(以下「SST事業グループ」)に帰属する子会社株式等の資産を吸収分割によって承継する取引(以下「本吸収分割」)を行うことを決定し、セブン&アイHDとの間で、本吸収分割及び同社による一部再出資の実施の合意を含む最終契約を締結したことをお知らせいたします。
ヨークHDは、セブン&アイHDの完全子会社で、スーパーストア事業(イトーヨーカ堂・ヨークベニマル)や専門店等(ロフト、赤ちゃん本舗、ファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズ 等)に属する子会社及び関連会社を束ねる中間持株会社として、2024年10月に設立され、現在、当該事業を運営する29社の本社機能及び子会社管理機能を担っております。
イトーヨーカ堂は1920年の創業から100年余、「お客様やお取引先様、従業員など様々なステークホルダーから信頼を頂ける誠実な企業でありたい」という理念のもと、「食」を主軸に地域と顧客の生活に寄り添った価値提供を行い、成長を続けてきました。
ヨークベニマルは、東北・北関東において圧倒的なプレゼンスを誇る地域密着型のスーパーストア事業を展開しています。高品質な生鮮食品や惣菜をはじめとする食料品、日用雑貨や住居関連商品・衣料品等の販売を通じ、地域住民の生活を支えています。
ヨークHDは、上述のスーパーストア事業に加え、ロフトや赤ちゃん本舗等の専門店事業、レストランチェーンであるデニーズを展開し、顧客の衣・食・住を支え日常生活を豊かにする総合小売事業者として、小売・消費財業界を牽引しています。
ベインキャピタルのパートナーである西 直史は、次のように述べています。
「SST事業グループは、100年以上の歴史をもつイトーヨーカドーや、地域の台所として地元に愛されるヨークベニマル、ロフトや赤ちゃん本舗、デニーズ等を中心に、我々の日常生活を支える総合小売事業者として躍進を続けてきた日本有数のリーディングカンパニーの集合体です。今回そのようなグループと連携し、さらなる成長をご支援させていただく機会に恵まれたことを、大変嬉しく思っています。ベインキャピタルは同グループとの密接なパートナーシップのもと、私たちが有するグローバル及び日本における小売・消費財業界への支援経験と知見を最大限に活用し、同社の継続的な成長を支援できるよう全力を尽くしてまいります。また、同グループが運営する施設への魅力的なテナントの誘致等をはじめとした、運営施設価値最大化のためのご支援についても、不動産運営ノウハウを有する社内専門チームと緊密に連携のうえ、多方面から全面的にご支援させていただく所存です。」
ベインキャピタルは、キリン堂をはじめとするドラッグストア、カナダで1ドルショップを展開するDollarama、MASHホールティングス・Snow Peak・カナダグース等のブランド・専門小売など、小売・消費財分野への事業支援の豊富な経験を有しております。ベインキャピタルが培ってきた同分野における知見を活かし、経営陣・従業員の皆様とのパートナーシップのもと、SST事業グループの各事業の経営基盤の更なる強化、および中長期的な事業成長の加速を支援して参ります。
ベインキャピタルの財務アドバイザーはBNPパリバ(リード)、シティグループ証券株式会社及びみずほ証券株式会社、法務アドバイザーはアンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業及びロープス&グレー外国法共同事業法律事務所を起用しております。
ベインキャピタルについて
ベインキャピタルは、投資家、チーム、ビジネスおよびコミュニティに永続的なインパクトをもたらす国際的な投資会社です。1984年の創業以来、ベインキャピタルは、インサイトと経験を活かし、プライベートエクイティ、クレジット、パブリック・エクイティ、ベンチャー・キャピタル、不動産、ライフサイエンス、保険、その他の戦略的重点分野を含む数多くの投資対象の本源的成長を実現しています。世界 4 大陸に24のオフィスを構え、従業員数は1,850名を超え、運用資産は約1,850億米ドルに上っています。詳細はwww.baincapital.com、LinkedIn およびX(Twitter)で@BainCapital をご参照ください。